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2024年度3月 第202回例会:坂本龍一展見学 



見学後の参加者の一部集合


 2025年3月例会 参加者 

◆ 坂本龍一「音を視る 時を聴く」展鑑賞
日 時:2025年3月21日(金)  1330
会 場東京都現代美術館
会 費:1,000円

 

石井 稲葉 岩佐
小坂 鴨井 金城
後藤 小柳 柴山
田中 永井 長尾
布施 三国 安富
藤嵜 福井 露崎
和智 特別参加 中根 
            敬称略 五十音順  
  

坂本龍一+高谷史郎《TIME TIME》 2024年 撮影:福永一夫



坂本龍一+高谷史郎《water state 1》2013 撮影:丸尾隆一

   

 

坂本龍一+中谷芙二子+高谷史郎《LIFE-WELL TOKYO》
霧の彫刻     撮影:浅野豪

以上の写真は坂本龍一 音を視る時を聴く展ホームページより転載 
 
チケット購入後入場者の列に並ぶ まだ室外
   
 

やっと展覧会場建物の中に入れます
 
その中も人であふれています


チケット
              
             坂本龍一「音を視る 時を聴く」展鑑賞  
文責 田中達也



           パソコン同好会の3月例会は野外活動、坂本龍一「音を視る 時を聴く」展見学へ出かけました。
        とにかくものすごい人人人。そのほとんどが若い。我々のような65歳以上の老人、20名のグループ団体客はほとんど
        見かけません。それと外国人の入場者が多く見かけられ、坂本龍一のグローバルな知名度を示していました。
        
        代表世話人の三国さんが2日前に下見に行かれた時もすごかったそうですが、当日も切符を購入するまでに80分
        入場するまでに60分ほどかかるほどの混雑ぶりでした。
        ただ我々は団体予約をしておいたのでチケット購入まではスムーズにできましたがそれでも入場までには1時間ほど
        かかりました。そんなわけで入場後はバラバラ。退場後は自由解散にしました。
        そんな混乱状態での鑑賞でしたので参加者全員の写真撮影の機会はありませんでした。
       
        展覧会は12個のキュレーションで展開されていました。多くの作品は映像作家とのコラボレーションで、その
        表現方法には新しい試みがあり、特に自然音と映像の融合にはデジタル機器の活用に興味深い試みが視られました。
       
        映像を鮮明に見せるため全体的に照明を落とした暗い会場の中をさまよいながらの鑑賞でした。
        鑑賞後はショップの裏に集合したのが13人ほど。そのごはカフェ派とビール派に分かれて解散しました。
        
        パソコン同好会では18名ほどのLINEのグループチャットをやっていますが、そこに和智さんから素晴らしい
        感想が寄せられましたのでご紹介させていただきます。



          和智さんからLINEに寄せられた感想              

        その1
        昨日の坂本龍一展、右脳には響かなかったけど、左脳にビンビン来ました。役員の皆様有難うございました。
        以下感想を書いて見ます(少し長い文になるので読み飛ばして頂いて結構です)。
        展示は映像制作者とのコラボがメインで、出て来る音は超抽象的。ふ〜ん?⁇って感じ。
        あとは坂本のメモや記事、新宿高校受験用写真!ところが、メモにプリゴジン、モノー、ワトソン&クリックに
        まつわる内容があったのにはびっくり。わたしが修士課程で学んだ事柄だから。生き物や環境に関心を抱いて、
        作品に反映しようとしていたのかなぁと妄想しました。坂本の別の一面を見たような気がします。
        帰宅して娘に聞いたら、坂本は生物学者の福岡伸一氏とお友達で、そのような反映を志していたとの事。
        それで納得‼ 余談ですが、清澄白河辺りは、昔の小工場の高天井を活かしたコーヒー焙煎をする名店が多いそうな。   
        でも私は次の予定の為、店を探す事も出来ず帰りました

        その2
        作品そのものは良く分からなかったけど、私がこの展示から受けた坂本のメッセージについてです。
        どうやら、彼は生物学者達との交流を通じて、「動的平衡」に着目したらしい (彼のメモにその文字が有った)。
        動的平衡とは、あるシステムの特性(例えば、地球環境の気温、気圧、降水量あるいは我々の血圧、血中酸素濃度)が
        一定に保たれている状態の事です。その為にはエネルギーが必要です。しかもこれらは様々な要因で変動します。
        その変動幅が或る範囲にないとそのシステムは破綻します。
        エネルギー源の大半は太陽ですが、50億年後には燃え尽きるので、今の地球の状態は無くなり、生物は死滅します。
        しかしその前にも破綻のリスクがある事は巷間叫ばれています。それらの殆どは言葉によるものですが、坂本は作品を
        通じて人々の感覚に訴えようと試みていたのではないでしょうか?
        今、それに成功しているかは未知数ですが、あれだけの人達が押しかけたのは、少なくともその端緒を開いているかも
        知れないと感じています。


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